配偶者の浮気調査後の対応
浮気調査で配偶者の浮気を確認してからどうするかでは、「離婚」「復縁」「現状維持」の3つにわかれます。
・離婚
浮気調査前から離婚を希望されていることも多くなっています。
不貞の証拠を確保の上、弁護士に相談、その後、話し合いでの協議離婚や、離婚調停などを経て、離婚する形になります。
離婚では財産分与、親権、養育費、引っ越すかどうか、今後の生活設計など、確認や準備をしなければいけないことは多くあります。
また、配偶者へ慰謝料を請求するか、浮気相手へ慰謝料を請求するかなども決めることになります。
・復縁
配偶者とやりなおす形です。
浮気相手に慰謝料請求をする、今後会わないといった念書をとり、浮気の再発防止にむけることも多くなります。
遊びの浮気である、反省している、家庭を大切に思っている場合などは、復縁しやすいようです。
逆に反省が一切なく逆ギレする、浮気に関する責任転嫁などがあれば、今後についてよくお考えになった方がいいでしょう。
中には、浮気相手に入れこんでおり配偶者側が離婚の話をしてきたり、浮気相手の所へ家出をしたケースもあります。
有責配偶者(浮気した配偶者)からの離婚の申し立ては簡単にはできません。
この場合、離婚せずに別居し、生活費・養育費を請求するといったこともできます。
・現状維持
離婚は考えていない、しばらく様子を見たい、離婚する準備があるなどでの現状維持です。
こういったケースもあります。
「浮気相手に別れそうなので様子を見ている」
「浮気については知らないふりでいるが、本気になられたときなどの『もしや』に備えて浮気の証拠をとっている」
「子供が学校卒業後に離婚するつもりなので、有責を主張できるよう、今は証拠だけをとっておく」
浮気調査後の対応はその方ごとに異なります。
また、復縁を考えていても、浮気の内容や状況によっては離婚に切り替えられることもあります。
中には、復縁しようとしたができなかった、数年たってからの離婚になった、という場合でも、浮気の証拠は相手配偶者の有責の証明として大切になります。
証拠の保管はしっかりと行っておきましょう。