熟年離婚―長年連れ添った夫婦の離婚が急増

子供が成人になり、夫が定年退職をしたことを機会とし、離婚に踏み切る妻。
子供が巣立ち、それぞれの親の介護を理由に離婚。
こういった形も増えてきました。

ライフスタイルの変化もあり、第2の人生の新しいスタートを切る為、 離婚を選択する方もあります。

裁判所の「司法統計年報-平成13年度版」によれば、 離婚申立の第一位は「性格の不一致」。
第二位、第三位は、夫からの離婚申立理由には、 「(妻の)異性関係」「(妻の)浪費」、妻からの場合は「夫からの暴力」「(夫の)異性関係」となるそうです。
※ちなみに、離婚率の上昇に伴い、再婚率も上昇しています。

離婚について、具体的な数字で見てみましょう。
厚生労働省の人口動態統計の離婚件数は、 2002年版で28万9838組、2003年版で28万6000組と、28万件台を保持、 離婚件数とともに明治32年以降最高となったとのことです。
2002年版では結婚が42秒に1組なのに対して、 1分49秒に1組が離婚している計算になります。
また、離婚率も急激に増加しています。

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この中で、結婚10年未満の離婚が対前年比で減っているのに比べて、15年以上から35年以上の世代で急増しています。
しかも、離婚数の増加を見てみると…27年間の増加率で約15倍に膨れ上がっています。
これは離婚数のうち「熟年離婚」の割合が増えてきたということです。

夫は自分が元気なときには家庭を省みず、壮年になって妻を頼りにし、「これからは二人でゆっくりすごそう」そう思った時には、妻の心は離れていた――そんなことが少なくないようです。
退職後に離婚を切り出され、驚くといったお話もよく伺います。

「熟年離婚」では離婚時の年金分割が大きく関係することもあります。
厚生労働省の人口動態統計の離婚件数は、2005年には26万2000組と一見すると離婚率が下がったかのように見えます。

しかし、これは「離婚を考えてはいるが、 2007年4月から 導入される『離婚時の年金分割』(離婚後、老後の妻へ夫の厚生年金が分割支給される)があり、 現在はそれを待って離婚しない」こういう方も少なくないようです。

「熟年離婚」を避けるには、夫婦の関係をよくみつめなおすことが大切かもしれません。

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